春が好き
肌を刺す白い空気が瑞々しく色づき始める
重たく鈍い色の上着が軽やかで華やかな装いに変化する
草が背伸びし 花が歌う
風が肌をくすぐり 光が扉を優しく叩く
だのに
橙色の彼奴がやってくる
彩度が高い像が網膜に焼けつく
透明な炎が隙間を塗りたくり
無機質な地表の上で調理される
涙する
額が 背中が 腹が 足が 腕が 掌が雫を流す
白と橙の短い狭間
疾駆の春を謳歌する

CT事業部東京ディビジョン/T・M
春が好き
肌を刺す白い空気が瑞々しく色づき始める
重たく鈍い色の上着が軽やかで華やかな装いに変化する
草が背伸びし 花が歌う
風が肌をくすぐり 光が扉を優しく叩く
だのに
橙色の彼奴がやってくる
彩度が高い像が網膜に焼けつく
透明な炎が隙間を塗りたくり
無機質な地表の上で調理される
涙する
額が 背中が 腹が 足が 腕が 掌が雫を流す
白と橙の短い狭間
疾駆の春を謳歌する

CT事業部東京ディビジョン/T・M