2019.10.11

惹きつくホラー映画

映画はジャンル問わずに見ますが、怖い話が好きなのもあって
ここ最近はホラー作品を見る機会が多くなっていました。

低予算の定番と言われるホラー映画ですが、
昔の作品なんかみてると化物のデザインや特殊メイクの技術が凄く「低予算でよくこんな作り込んでんなぁ」と逆に感心しちゃいますね。
それも80年代初頭辺りからはジェイソン・フレディ・チャッキー・ブギーマン・ピンヘッド・キョンシー・エイリアン・グラボイド・クリッターと
今でも愛されるキャラクターが乱立してて、まさにホラー映画黄金期だったと思います。

もちろんサイコやエクソシストみたいに化物作品以外も存在はしてるんですが、
遡って調べたところゴシックロマンのドラキュラ・フランケンシュタイン・狼男・ミイラ男、と
昔からキャラクター化されたホラー作品の方が支持を得ていて後世に残ってますね。
その最たるモノはやはり68年にジョージ・A・ロメロがナイト・オブ・ザ・リビングデッドで存在を知らしめたゾンビで間違いないでしょう。
※ちなみに日本で初めてのゾンビ映画は99年の「WiLD ZERO」らしい

ただお互いに競い合ってたかはわかりませんが、80年~90年代にかけてのホラー映画って目を背けたくなるような
スプラッタ作品が非常に多くなってしまい、人体破壊がコメディという風潮に加えて、その残虐性が規制または上映禁止対象となってしまい、
ジャンルとして日の目を見る事が少なくなってしまったようです。
自分もいくつか見た作品ではストーリーと呼べるものは無く、
ただひたすらに汚く殺されるといった内容が多かったので、そりゃしょうがないよねって思いました。

まぁホラー映画を突き詰めていけば結局ルチオ・フルチとかの作品にたどり着くんでしょうけど。

今となっては80年代の作品がリメイクされたりエンターテイメントでライトな脅かし作品も増えていますが、
個人的に2000年~2010年初頭にかけてはモンスター映画に変わって心霊系や人怖な作品が多くなってて、
90年代より映像が綺麗で特殊メイクの技術がアップしてる分フランス・イタリア・イギリスのグロさは特に近代映画の方が圧倒的に生々しく気持ち悪かったです。
そんな気分を害するジャンルをなんで見ているのか不思議に思う事もありますが、やはり怖いもの見たさなんでしょうかね。

余談ですが、スピルバーグ「激突」・ルーカス「THX1138」・キャメロン「殺人魚フライングキラー」・ピーター・ジャクソン「バッドテイスト」と、
低予算ゆえか有名な監督たちもデビュー作がホラー映画という人が多いです。
そして世界初のホラー映画は20秒ほどしかない「スコットランドの女王、メアリーの処刑」という映像らしいのですが、
興味のある方は是非ご覧になってはいかがでしょう。

最近見た(見返した)ホラー作品の一部

GM事業部デザイナー/波際バックドロップ