2020.03.31

パラリンピック

最近パラスポーツの体験や観戦に行ったので紹介します。

パラスポーツってパラリンピックのTV放映で何度か見たくらいで
細かいルールは知らなかったけど実際体験、観戦すると
もっと競技について知りたくなるくらい興味を持ちました。
同じ競技でも障害の度合いによりクラス分けされたり、
障害の度合いによる持ち点形式でチーム編成を行う競技があります。

体験したのは「ボッチャ」「ブラインドサッカー」「車椅子バスケット」「ゴールボール」
日本財団パラアリーナ施設の見学、競技体験会に参加したり
高田馬場で定期開催しているOFFT!ME(ブラインドサッカー体験)にも行きました。

ボッチャはカーリングに似たルールで地上のカーリングとも呼ばれていますが
体験してみると戦略性など全くの別物と感じました。
カーリングに比べ、場所や道具の確保が容易で誰でも遊べるのが良い点ですね。
身近なところでは、ららぽーとEXPOCITYのVS PARKでサーバーボッチャが体験可能。
距離や得点などが自動投影されるので実競技に比べて派手に見えます。
ボールを投げるだけですがアスリートのように狙った所に設置するのが非常に難しい。

ブラインドサッカーはルールなどフットサルに良く似た競技です。
ただ、実際やってみると普段フットサルやってる自分でも、かなり難しい。
目が見えない状態でのドリブル、ディフェンスは怖さを感じます。
特にトラップは非常に難易度が高い。
観戦した試合では両サイドの壁に激突するシーンが多くありました。
キーパーは晴眼者のため、監督やコーラーと呼ばれるコート外に配置されるメンバーを含め、
声を出して選手をアシスト(20cm右とか)します。
選手はさらにボールから発する音とディフェンスの声を頼りに競技を行うため、観戦者の応援は「禁止」。
(ディフェンスはボイの掛け声で奪いに行く、掛け声無しで奪うとファールになる)
代表選手クラスになると見えてるんじゃないかと思うくらいの動きをしています。
パラリンピックなど一部公式大会でのブラインドサッカー(B1クラス)はキーパー以外、
全盲の選手に限られるため、目隠ししての参加は認められません。
弱視になるとロービジョンフットサル(B2, B3クラス)と呼ばれます。
代表候補選手に話を聞いた所、全盲と言っても先天性か後天性かで違うようで、
サッカーやボール、フィールドを見たことがあるかで大きく差が出るとの事でした。

車椅子バスケットは通常のバスケットとほぼ同じルールです。
障害度に応じて選手にポイントが割り振られ(障害が重いほど点数が低い)、
決められた合計点(14点)以下で5名のメンバー編成を行います。
ダブルドリブルはありませんが、3回漕ぐとトラベリングになります。
リングの高さも同じなので車椅子に乗った状態でのシュートは
足の踏ん張りやジャンプが出来ないので通常のバスケットよりも距離があって難しい。
実際やってみると3Pラインからのシュートは全力で投げても届かないくらい…。
車椅子の乗り心地はすごく良くて、自分の体重を全然感じなかったです。
左右の車輪が別々に回り、曲がりたい方向の車輪を止めると、その方向に回転するので
片方を前方向、片方を後ろ方向に漕ぐと、その場でクルクル回れます。

ゴールボールは最近知った競技で、3vs3(全員目隠し)で試合を行い、
オフェンス側は相手のゴールに向かってボールを投げます。
ディフェンス側は音の鳴るボールを頼りに体全体でゴールを守ります。
体験して一番驚いたのは「ボールが重くて硬い」事。
大きさはバスケットボールくらいで鈴が入ったゴムボールを使用しますが
重さは1.25kgとバスケットボールの約2倍。
バウンド必須エリアが設定されているのでノーバウンドでの直撃はありませんが顔面に当たったら結構痛いです。
ブラインドサッカーと同じで音を頼りにする競技なので競技中の歓声は禁止。

他にも競技が沢山ありますが今回はこのくらいで。
コロナの影響で東京オリンピックが延期されましたが
オリンピックの後に開催されるパラリンピックも是非見て下さい。

おまけ。
みなさんパラリンピックは聞いたことあると思いますがデフリンピックって知ってますか?

CT事業部ソフト課/くりぼ~