久々の日記が回ってまいりました、よごっちです。
よろしくお願い致します。
外出する機会も増えたのですが、日記にできるようなことって意外となく…、
そこで、今はもう上映終了してしまったのですが先々月見に行った「アイカツ!10thSTORY~未来へのSTARWAY~」の話をさせてください。
この映画は「アイカツ!」というカードダスアーケードゲームのアニメシリーズの劇場版になります。(アイカツ=アイドル活動)
さらに記念するシリーズ10周年ということで、特別な意味を持つのは間違いないと発表時には興奮したものですが…
その内容はアイカツ!第1シーズンの主人公『星宮いちご』たちの卒業がテーマの話だったのです。
アイカツ!はシリーズを経るにつれて、学年が上がり、主人公が変わり、舞台を変え、
バトンを繋ぎつづけてきたことでこの10年を迎えました。
ならば「卒業」というのはなんらおかしいことではなく、いずれやってくるのは当然と思う一方、
”いちご世代”と呼ばれる彼女たちを見られるのが最後になってしまうんじゃないか…?そんな不安を抱いていました。
劇場に赴く足が重く感じるような気もしたり、それでも数年ぶりに動くいちご世代に会える喜びもあったりと、非常に複雑な気持ちで開演を迎えていました。
ただいざ始まってみるとどうでしょう…。
スクリーンに映し出される懐かしい顔ぶれ、お決まりの掛け合い、思い出がフラッシュバックするあの感覚は何ものにも代えがたい体験でした。
そして卒業と将来に向かって、振り返りはせずに前へ前へと走り続ける彼女たちの姿に、別れを惜しんでいた気持ちもだんだんと引っ張られていくのです。
そう、これでこそ「アイカツ!」だと。
キャラクターのセリフの一つ一つから、制作陣とキャストがこの作品に対してのせた想いを受け取ることができ、
決別とは違う、この作品との新たな一つの区切りをつけることになりました。
「アイカツ!」自体はまだ残り続けますが、今回のことを通して、コンテンツとの向き合い方について様々な考えを巡らせるいい機会になりました。
好きな作品の終わりや推しの卒業など、オタクをやっているとたまにあったりしますが、こういったとき、悲しい気持ちを無理に受け止める必要はないと思います。
自分の中で湧き上がる感情をちょっとずつ反芻したり、知り合いと共有することで、やがて徐々に自身の納得のいく気持ちに収まるような気がする、これが一番良い向き合い方なんじゃないかと思います。
CT事業部プランニングセクション/よごっち